【Java】文法ルール・メソッドなど（基本メモ）

Javaの文法ルール

中括弧（波括弧）を使い、クラス名を書いてブロックを記述する

class クラス名｛
　ここをブロックという
｝

• クラス名の書き方→単語の先頭は大文字にする（SampleClass）
• 通常、1つのファイルに1つのクラス→ SampleClass.java（クラス名.java）

クラスの宣言

例：Taskクラス（Todoアプリなど）

// Javaの基本構造
public class Task {

}

• public
  → 他のファイル（Main.java など）から自由にアクセスできる
• class Task
  → Task という「設計図（クラス）」を定義
  → Javaでは「クラス名＝ファイル名」が基本ルール

Task.java に Task クラスを書くのが◎

Javaは クラスベースのオブジェクト指向
例：Todo アプリなら「タスク1つ」をオブジェクトとして扱うイメージ

フィールド（インスタンス変数）

private String title;
private boolean done;

• private
  → 「クラスの外からは直接いじれない」というアクセス制御
  → オブジェクト指向の大事な原則：カプセル化（情報隠蔽）
• String title
  → タスク名（文字列）
• boolean done
  → 完了状態（true/false）

Railsと違い、Javaは型が必須（静的型付け言語）

 コンストラクタ（インスタンス生成時に呼ばれる特別メソッド）

public Task(String title) {
    this.title = title;
    this.done = false;
}

コンストラクタの役割は以下のとおり

• 例：new Task("買い物") のときに呼ばれる
• 初期状態をセットする場所

this とはインスタンス自身を指す

this.title = title; の意味

• 左：フィールドの title（クラスが持つ変数）
• 右：引数の title（メソッドにもらった値）

両方同じ名前なので this をつけて区別している

Getter（値を取り出すメソッド）

Javaでは値を外に公開する場合、直接変数にアクセスさせない

getterメソッドで読むのが基本ルール

public String getTitle() {
    return title;
}

public boolean isDone() {
    return done;
}

Rails の場合はattr_accessorが自動生成してくれる
→Javaは基本、手で書く

Setter（値を書き換えるメソッド）

状態変更をする

public void setDone(boolean done) {
    this.done = done;
}

task.setDone(true);

Railsならtask.done = trueで済む
→Javaは「メソッド経由」が基本

toString() のオーバーライド（表示用）

@Override
public String toString() {
    return (done ? "[x] " : "[ ] ") + title;
}

• @Override
  「親クラス（Object）のメソッドを上書きする」という宣言
• toString()
  オブジェクトを文字列にした時の表示ルール

三項演算子

(条件 ? trueの時 : falseの時)

• done が true → "[x]"
• done が false → "[ ]"

// 例
System.out.println(task);

=> [x] 買い物

Java　文法ポイント

メソッドは処理の集まりのこと

• クラスのブロックの内側に書く
• 1つのクラスの中に複数のメソッドを書ける

メインメソッド

JVMは、指定されたクラスからメインメソッドを探して実行する

public static void main（String[] args）｛
　メインメソッドの中身
}

文（ステートメント）の終わりには「;」を書く

List<Task>　複数の Task を List で保持する

「Task をたくさん管理するために、内部に ArrayList を持っている」

private List<Task> tasks = new ArrayList<>();

• List<Task>とは
  • Task 型のオブジェクトを複数扱うための「リスト」
  • <>の中は ジェネリクス（型の箱）
• new ArrayList<>()とは
  • List の具体的なデータ構造として ArrayList を採用

addTask()　タスクを追加

public void addTask(Task task) {
    tasks.add(task);
}

1. メソッドの役割→Task をリストに追加する
2. 引数 Task task→呼び出す側が Task のインスタンスを渡してくる
3. tasks.add(task)→List に要素を追加するメソッド

showTasks()　タスクを一覧表示

public void showTasks() {
    for (int i = 0; i < tasks.size(); i++) {
        System.out.println(i + ": " + tasks.get(i));
    }
}

1. tasks.size()→List の要素数を取得
2. tasks.get(i)→i番目の Task を取得
3. System.out.println→toString() が自動で呼ばれる

removeTask()　指定番号のタスクを削除

public void removeTask(int index) {
    tasks.remove(index);
}

• remove(index)→指定された位置のタスクを消す。
• int index→呼び出し側が「消したい番号」を渡す

メソッドについてまとめ

import 文

Java の import とは、他のパッケージにあるクラス（部品）を使うための宣言

import java.util.ArrayList;
import java.util.List;

• List → インターフェース（抽象的な「リスト」）
• ArrayList → List の実装クラス（中身が配列でできてるリスト）

List を使うときは、実際の中身として ArrayList を new して使うのが定番